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アウトドア用品を庭で使いたい、防犯カメラを取り付けたい、電気自動車の充電をしたい。屋外にコンセントを増設したいと感じる瞬間は人それぞれです。
ただし、屋外コンセントの増設は電気工事に該当するため、原則として電気工事士の資格を持つ人にしか行えません。
この記事では、屋外コンセントの増設を検討している方が知っておくべき以下の情報を、電気工事の専門家の視点から順番に解説します。
- 工事方法の種類
- 用途別の注意点
- 設置場所の決め方
- 資格の必要性
- 費用相場と業者選びのポイント
この記事で分かることの要約
屋外コンセントを増設する2つの工事方法の違いは?

屋外コンセントを増設する方法は以下の2種類に分かれます。
- 既設のコンセントから電源を分岐させる方法
- 分電盤から新しい専用回路を引く方法
それぞれの特徴を理解したうえで、自分の用途に合う方法を選ぶことが重要です。
屋内のコンセントから分岐して屋外に増設する方法
屋内のコンセントから分岐する方法は、既存の配線を利用して屋外まで電源を引き出す工事です。壁に穴を開けて配線を通し、屋外用のコンセントを取り付けます。
工事範囲が小さいため、比較的短時間かつ低コストで増設できます。
ただし、既存の回路の許容電流を超える家電を同時に使うとブレーカーが落ちやすくなります。防犯カメラやセンサーライトなど消費電力の小さい機器に向いている方法です。
高圧洗浄機やEV充電のような大きな電力を必要とする用途には適しません。
分電盤から専用回路を引いて増設する方法
分電盤から専用回路を引く方法は、分電盤に新しいブレーカーを増設し、そこから屋外コンセントまで単独の配線を引く工事です。他の家電と回路を共有しないため、消費電力の大きい機器を使ってもブレーカーが落ちにくくなります。
分電盤に空きブレーカーがない場合は、分電盤自体の増設や交換が必要になり、その分の追加費用がかかります。
EV・PHEVの充電やIH調理器など、大きな電力を安定して使いたい場合はこの方法が適しています。
2つの工事方法はどちらを選べばいい?
どちらの工事方法が適しているかは、使う家電の消費電力と設置場所から分電盤までの距離によって決まります。
- 消費電力が小さく設置場所が屋内コンセントの近く→分岐
- 消費電力が大きいかEV充電のように専用コンセントが必要→専用回路
自分の家の分電盤の空き状況や配線距離を正確に判断するのは難しいため、現地調査を受けたうえで工法を決めることをおすすめします。
電気工事レスキューセンターでは、出張での現地調査とお見積りを無料で行い、住宅の状況に合わせた工事方法を提案しています。
用途別に屋外コンセントを増設するとき気をつけることは?

屋外コンセントの使い道は防犯設備からEV充電まで幅広く、用途によって必要な電圧や設置場所の条件が変わります。ここでは代表的な以下4つの用途について、増設時に押さえておきたい注意点を解説します。
- 防犯カメラやセンサーライトの電源
- EV・PHEVの充電用電源
- 物置や車庫やカーポートの電源
- 高圧洗浄機や散水機の電源
防犯カメラやセンサーライトなど防犯設備の電源として増設
防犯カメラやセンサーライトの電源として増設する場合、消費電力は小さいため屋内コンセントからの分岐で対応できることがほとんどです。設置位置は配線ルートだけでなく、カメラの死角ができない高さや向きも考慮して決める必要があります。
屋外用の防雨形コンセントを選び、配線の接続部分は防水処理を施すことが欠かせません。人目につきにくい場所に設置すると、いたずらや盗電の防止にもつながります。
EV・PHEVの充電用に増設するとき
EV・PHEVの充電用に増設する場合、一般的な屋外用の防水コンセントをそのまま使うことはできません。通常の防水コンセントは頻繁な抜き差しを想定しておらず、EV充電に常用すると発煙や発火につながるおそれがあります。
そのため、日本配線システム工業会の規格に対応したEV・PHEV充電専用のコンセントを分電盤からの専用回路で設置する必要があります。
設置の高さは地上0.6メートルから1.2メートルが標準とされており、駐車位置と充電ケーブルの長さも踏まえて場所を決めます。
物置や車庫やカーポートの電源として増設するとき
物置や車庫やカーポートの電源として増設する場合は、照明や電動工具、電動アシスト自転車の充電など複数の用途を想定しておくと安心です。将来的に使う家電が増える可能性があるなら、分電盤から専用回路を引いておくと余裕を持たせられます。
配線距離が長くなりやすい場所でもあるため、電圧降下を防ぐ配線の太さや経路について現地調査の際に確認しておくとよいです。
高圧洗浄機や散水機など庭まわりの電源として増設するとき
高圧洗浄機や散水機など庭まわりの電源として増設する場合、消費電力が比較的大きい機器もあるため専用回路での設置が安心です。スプリンクラーのタイマーなど常時通電する機器を使う場合は防水性能の高いコンセントを選びます。
延長コードを庭に長く這わせる使い方は、コードの劣化や感電のリスクが高まります。使用頻度が高いなら、屋外コンセントの増設を検討する価値があります。
屋外コンセントの設置場所と数はどう決める?

屋外コンセントの設置場所と数は、一度決めると配線をやり直すのに手間と費用がかかるため、増設前によく検討しておく必要があります。ここでは位置と高さの決め方、そして増設後に後悔しやすいケースを紹介します。
屋外コンセントの位置と高さを決めるときのポイント
屋外コンセントの位置は、実際に使う家電のコードの長さと、雨や直射日光を避けられる軒下などの場所を基準に決めます。
高さは地面からの跳ね返りによる浸水を避けるため、地上30センチメートル以上を目安にすることが一般的です。
EV充電用のコンセントは地上0.6メートルから1.2メートルが標準とされているため、他の用途と兼用する場合は高さの基準が異なる点に注意します。
増設後に後悔しやすいケースとその防ぎ方
増設後に後悔しやすいケースとして多いのが以下2パターンです。
- コンセントの数が足りなかった
- 100Vと200Vの選択を誤った
場合です。防犯カメラを追加したい、来年EVを購入する予定があるなど、将来の用途まで想定せずに1口だけ設置すると、後から再工事が必要になります。
現時点で使う予定がなくても増設の余地を残しておきたい場合は、依頼時に将来の希望を業者に伝えておくと、配線や分電盤の余裕を考慮した提案を受けられます。
屋外コンセントの増設は自分で工事してもいい?

屋外コンセントの増設は電気配線を扱う作業にあたるため、自分で工事することは法律上認められていません。以下について解説します。
- 資格が必要な理由
- 無資格工事の罰則とリスク
- 資格不要でできる範囲
屋外コンセントの増設に電気工事士の資格が必要な理由
屋外コンセントの増設に電気工事士の資格が必要な理由は、コンセントの増設が電線同士を接続する作業にあたり、電気工事士法で定められた電気工事に該当するためです。
感電や漏電、火災を防ぐために、配線を正しい方法と部材で接続する専門知識と技術が求められるため、資格制度によって工事の質が担保されています。
無資格で屋外コンセントを増設したときの罰則と事故のリスク
無資格で屋外コンセントを増設した場合、電気工事士法第14条の規定により3か月以下の懲役または3万円以下の罰金が科されます。自宅の工事であっても例外にはなりません。
罰則以上に注意したいのが、施工の不備による漏電や感電、火災の危険です。動画サイトなどで見かけるDIY手順を参考にしても、壁の中の配線状況は住宅ごとに異なるため、同じ方法が安全とは限りません。
資格がなくてもできる屋外の電源確保の方法は?
資格がなくてもできる屋外の電源確保の方法としては、電線の接続を伴わない範囲に限られます。屋内から屋外まで防水対応の延長コードを使う方法や、ポータブル電源を屋外に持ち出して使う方法であれば、電気工事に該当しません。
ただし、これらはあくまで一時的な代用手段です。日常的に使う電源として考えているなら、延長コードの劣化や感電のリスクを踏まえ、早めに登録電気工事業者へ増設の相談をすることをおすすめします。
屋外コンセントの増設にかかる費用はいくら?

屋外コンセントの増設費用は、100Vなら1万5000円から3万円程度、EV充電用の200Vなら5万円前後が目安です。
金額は分電盤の空き状況や配線距離によって変動するため、内訳を明確にした見積もりを比較することが重要です。
100Vの屋外コンセントを増設する費用
100Vの屋外コンセントを増設する費用は、1万5000円から3万円程度が目安です。屋内コンセントからの分岐で対応できる場合は費用を抑えやすく、分電盤から新しく配線を引く場合はやや高くなります。
この金額には基本的な工事費と部材費が含まれますが、外壁の材質や配線距離によって追加費用が発生することがあります。
正確な金額は現地調査後の見積もりで確認します。
EV充電など200Vコンセントを増設する費用
EV充電など200Vコンセントを増設する費用は5万円前後が目安です。分電盤からの専用回路増設や外壁の貫通工事、防水処理が含まれた金額であり、100Vの増設より高くなります。
分電盤に空きブレーカーがない場合は、分電盤の増設や交換でさらに1万円から2万円程度の追加費用がかかります。
電力会社へのアンペア変更申請が必要になるケースもあるため、事前に確認しておくと安心です。
屋外コンセントの増設費用が高くなるのはどんなとき?
屋外コンセントの増設費用が高くなるのは以下の場合です。
- 分電盤に空きがなく分電盤自体の交換が必要
- 配線距離が長い
- 外壁の貫通工事が伴う
です。これらの条件が重なるほど、作業時間と部材費が増えて費用も上がります。
見積もりの時点でこうした追加要因が正しく説明されているかどうかも、業者選びの判断材料になります。
電気工事レスキューセンターでは、現場確認のうえで見積金額を提示し、見積外の追加費用が発生しない方針を明示しています。
屋外コンセント増設の業者を選ぶときに確認すべきこと
屋外コンセント増設の業者を選ぶときは以下3点を確認します。
- 電気工事業の登録を受けていること
- 電気工事士の資格を持つスタッフが施工すること
- 万一の事故に備えた保険に加入していること
電気工事レスキューセンターは、第一種および第二種電気工事士が在籍し、第三者賠償責任保険にも加入したうえで施工にあたっています。大阪府を中心に兵庫県、京都府、奈良県、和歌山県、滋賀県まで対応しています。
見積もりで確認しておきたい費用の内訳は?
見積もりで確認しておきたいのは、工事費一式のような曖昧な表記ではなく、部材費と作業費が項目ごとに分かれているかどうかです。分電盤の増設や配線の延長など、追加費用が発生する条件が明記されているかも確認します。
電気工事レスキューセンターでは、現場確認をしたうえで見積金額を提示し、その見積り以外に追加の金額が発生しない方針を採っています。見積もりの内容に納得できない場合はそのまま断ることもでき、キャンセル料はかかりません。
依頼から工事完了までの流れは?
依頼から工事完了までの流れは以下4つの段階に分かれます。
- 問い合わせと状況のヒアリング
- 現地でのお見積り
- 工事の実施
- 完了確認後の支払い
電気工事レスキューセンターでは、電話やウェブフォーム、LINEから24時間365日相談を受け付けており、写真や動画を送っての見積り相談にも対応しています。支払いは現金やクレジットカード、振込に対応し、法人は請求書払いも可能です。
まとめ|屋外コンセントの増設で後悔しないために
屋外コンセントの増設を安全に進めるために、次に行うべきことは、使いたい用途と設置場所を整理したうえで、登録電気工事業者に無料の現地調査と見積もりを依頼することです。
電気工事レスキューセンターでは出張でのお見積りを無料で行っており、電話やウェブフォーム、LINEから24時間365日相談を受け付けています。
まずは気軽に問い合わせて、自宅に合った工事方法と費用を確認してみてください。
よくある質問
屋外コンセントの増設は分岐と専用回路のどちらを選べばいいですか?
使う家電の消費電力が小さく、屋内コンセントの近くに設置するなら分岐で対応できます。EV充電など大きな電力を安定して使いたい場合や、他の家電と回路を分けたい場合は分電盤からの専用回路がおすすめです。迷う場合は現地調査で分電盤の状況を確認してから決めると安心です。
屋外コンセントの費用は100Vと200Vでどのくらい違いますか?
100Vの増設費用は1万5000円から3万円程度、EV充電用の200Vは5万円前後が目安です。分電盤に空きがない場合や配線距離が長い場合は、どちらもこの目安より高くなります。正確な金額は現地調査後の見積もりで確認してください。
屋外コンセントの増設はどこに依頼すればいいですか?
電気工事業の登録を受け、電気工事士の資格を持つスタッフが施工する業者を選ぶと安心です。電気工事レスキューセンターは大阪府を中心に兵庫県、京都府、奈良県、和歌山県、滋賀県で対応しており、出張でのお見積りを無料で行っています。
屋外コンセントを自分で増設すると法律違反になりますか?
はい。電線の接続を伴う増設工事は電気工事士法上の電気工事にあたり、無資格で行うと同法第14条により3か月以下の懲役または3万円以下の罰金が科されます。防水延長コードやポータブル電源など、電線の接続を伴わない方法であれば資格は不要です。
