「最近ブレーカーがよく落ちる」「特定の家電を使うと電気がチカチカする」「コンセント周りが焦げ臭い気がする…」

ご家庭でこのような異変を感じたら、それは「漏電」のサインかもしれません。漏電は、感電や火災といった重大な事故につながる可能性があり、決して放置してはいけない危険な状態です。

この記事では、漏電の原因究明から、ご家庭で安全にできる初期確認方法、専門業者による修理の流れと費用相場、そして日々の暮らしの中で実践できる予防策まで漏電に関するあらゆる情報を網羅的に解説します。電気の知識に自信がない方でも理解できるよう、専門用語も分かりやすく説明し、具体的な行動を促すことを目指します。

この記事を読めば、漏電に対する不安が解消され、万が一の時にも落ち着いて対処できるようになるでしょう。

漏電トラブルでお困りですか?電気工事レスキューセンターが迅速に対応します。24時間365日、お客様の安全を守ります。無料相談をご利用ください。

漏電改修・分電盤工事1,500円~(税込)

この記事で分かることの要約

これって漏電?見逃せない危険なサイン

これって漏電?見逃せない危険なサイン

漏電は目に見えないため、発生していても気づきにくいことがあります。しかし、注意していればいくつかのサインを捉えることができます。

五感で察知する漏電の兆候:ビリビリ、焦げ臭い、バチバチ音

普段の生活の中で、五感を研ぎ澄ませていると、漏電の初期の兆候に気づけることがあります。

  • 家電製品の金属部分や、水道の蛇口などに触れたときに「ビリビリ」「ピリピリ」とした軽い電気ショックを感じる
  • コンセント周りや家電製品から、プラスチックが焦げるような、あるいは何かが焼けるような異臭がする
  • 壁の中から「バチバチ」「パチパチ」といった音が聞こえる
  • 家電製品や分電盤から「ジー」「ブーン」といった普段とは違う音が聞こえる

これらの感覚的なサインは、電気が目に見えない形で異常を知らせている重要な手がかりです。少しでも「おかしいな」と感じたら、放置せずに原因を調べることが大切です。

ブレーカーが頻繁に落ちる:漏電ブレーカーの役割

家庭の分電盤には、通常「漏電ブレーカー」が設置されています。これは、家の中のどこかで漏電が発生した際に、電気の供給を自動的に遮断して感電や火災を防ぐための安全装置です。

もし、特に電気を使いすぎているわけでもないのに漏電ブレーカーが頻繁に落ちる(トリップする)場合は漏電が発生している可能性が非常に高いです。

また、家全体ではなく、特定の部屋や回路の電気だけが使えなくなる「安全ブレーカー」が落ちる場合もその回路で漏電が起きている可能性があります。

特定の家電製品の不調・故障

使用中の家電が突然停止したり、電源が入らなかったり、異常な動作を繰り返したりする場合、その家電または接続されている回路で漏電が起きている可能性があります。

また、照明器具が点滅したり、明るさが不安定になったりするのも漏電のサインの一つです。

電気代が急に高くなった

漏電していると、電気が本来使われるべき場所以外にも流れ出てしまい、無駄に電力を消費することになります。そのため、普段と電気の使用量が変わらないはずなのに電気代の請求額が急に高くなった場合は、漏電を疑う必要があります。

特に、少量ずつ気づかないうちに漏電が続いていると、月々の電気代にじわじわと影響が出ることがあります。

雨の日だけ停電する

雨が降ったときだけブレーカーが落ちて停電する場合、雨漏りや屋外設備の浸水が原因で漏電している可能性が考えられます。雨水が電気配線や電気機器にかかることで、絶縁不良が起きて電気が漏れやすくなるためです。

玄関灯や庭の照明など、屋外に設置された電気設備もチェックポイントとなります。

漏電の疑い?安全にできる初期確認と緊急時の対応

漏電の疑い?安全にできる初期確認と緊急時の対応

「もしかして漏電かも?」と感じたとき、パニックにならず冷静に対処することが大切です。ご家庭で安全にできる初期確認の手順と、どのような場合にすぐに専門業者へ連絡すべきかについて具体的に解説します。

こんな時は即専門家へ!自分で対処してはいけないケース

以下の場合は、感電や火災のリスクが非常に高いため、直ちに電気工事店などの専門業者に連絡してください。

  • 焦げ臭い匂いや煙、火花が見られる
  • 分電盤や電気設備が水に濡れている、または浸水している
  • 以下の切り分け手順で漏電箇所を特定できない、または特定できても原因が分からない
  • 電気配線やコンセント、スイッチなどに明らかな破損や変形が見られる
  • 作業中に少しでもビリっと感電した

ユーザー自身でできるのは、あくまで安全な範囲での初期確認と原因の切り分けまでです。修理作業は必ず専門の資格を持ったプロに任せましょう。

まずは安全確保!確認作業前の注意点

漏電の確認作業を行う前には、何よりもまずご自身の安全を確保することが最優先です。以下の点に十分注意してください。

  • 水濡れ・湿気に注意: 周囲に水気がある場合や、手が濡れている状態では絶対に電気設備に触れないでください。
  • 異臭・煙・火花: 直ちに作業を中止し、安全な場所に避難してから消防(119番)や電気工事店に連絡してください。
  • 無理な作業は禁物: 少しでも不安を感じたり、手順が分からなかったりする場合は無理に自分で確認しようとせず専門業者に依頼しましょう。
  • ゴム手袋の使用(推奨): 乾燥したゴム手袋(電気作業用が望ましいですが、なければ家庭用の厚手のもの)を着用することで万が一の感電リスクを低減できます。

ただし、ゴム手袋もあくまで補助的なものであり、濡れた場所での作業や明らかな危険がある場合は無理に自分で確認しようとせず専門業者に依頼しましょう。

漏電ブレーカーの確認方法

分電盤にある漏電ブレーカーは、漏電の有無を確認するための最初のチェックポイントです。

分電盤の一番大きなスイッチ(アンペアブレーカー)の隣や列の中央付近にある「漏電ブレーカー」のつまみ(レバー)を確認してください。「切(OFF)」側に落ちていれば漏電が発生している可能性が高いです。

漏電ブレーカーが作動する(落ちる)ということは、屋内のどこかで電気が漏れていることを示しています。

テストボタンの活用

漏電ブレーカーには通常、漏電ブレーカーが正常に作動しているかどうかチェックする「テストボタン」(赤や黄色、白色などの小さなボタンで「テスト」や「試験」と表示されていることが多い)が付いています。

テストボタンの活用方法は以下です。

  1. 家中の家電製品の電源を切るか、コンセントからプラグを抜いておく
  2. 漏電ブレーカーのつまみが「入(ON)」になっていることを確認
  3. テストボタンを強く押します。
  4. 正常であれば、漏電ブレーカーのつまみが「切(OFF)」側に落ち、家中の電気が一時的に切れます。
    漏電ブレーカーが正常に機能している証拠です。
  5. テスト後、再度漏電ブレーカーのつまみを「入(ON)」に戻す
    電気が復旧します

もしテストボタンを押してもブレーカーが落ちない場合は、漏電ブレーカーが故障している可能性があります。この場合は専門業者による迅速な点検・交換が必要です。

漏電箇所の特定(安全ブレーカーを使った切り分け方法)

漏電ブレーカーが落ちている場合、どの回路で漏電が発生しているのかを特定する作業を行います。これにより、問題のある部屋や家電製品を絞り込むことができます。

この作業は慎重に行い、不安な場合は専門業者に依頼してください。

  1. すべての安全ブレーカー(分岐ブレーカー)を「切(OFF)」にする
    分電盤内にある小さなスイッチ(各部屋や回路ごとにつながっている「安全ブレーカー」または「分岐ブレーカー」)をすべて「切(OFF)」にします。
  2. アンペアブレーカーと漏電ブレーカーを「入(ON)」にする
    一番大きなアンペアブレーカー(リミッター)と、漏電ブレーカーのつまみを「入(ON)」にします。この時点では、まだ家の中に電気は流れません。
  3. 安全ブレーカーを一つずつ「入(ON)」にしていく
  4. 安全ブレーカーを一つ「入(ON)」にするたびに、漏電ブレーカーが「切(OFF)」側に落ちないか確認します。

もし、ある安全ブレーカーを「入(ON)」にした瞬間に漏電ブレーカーが落ちた場合、その安全ブレーカーが担当している回路(部屋や特定の大型家電など)で漏電が発生している可能性が高いです。

漏電が特定された回路の安全ブレーカーは「切(OFF)」のままにしておき、他の安全ブレーカーを「入(ON)」にすることで問題のない回路では一時的に電気を使用できる場合があります。

漏電している回路(部屋)が特定できたら、その回路に接続されている家電製品のプラグをすべてコンセントから抜きます。その後、再度その回路の安全ブレーカーを「入(ON)」にし、漏電ブレーカーが落ちなければ、抜いた家電製品のいずれかが漏電の原因である可能性が高いです。

一つずつプラグを差し込み、どの製品を接続したときに漏電ブレーカーが落ちるかを確認します。もし、すべての家電製品のプラグを抜いても漏電ブレーカーが落ちる場合は屋内配線自体に問題がある可能性が高いです。

漏電の仕組み

漏電の仕組み

電気は発電所から送られ、電線や電気コードといった決められた「電気の通り道」を通って電気製品に供給されています。この通り道は、通常、電気が外に漏れないように「絶縁」という処理が施されています。

絶縁とは、電気を通しにくい物質で電線を覆い、電気が意図しない場所に流れるのを防ぐ仕組みです。

しかし、何らかの原因でこの絶縁が劣化したり破損したりすると電気は本来の通り道から外れて、周囲の物質(例えば、家電製品の金属部分や建物の壁など)に流れ出してしまうことがあります。この現象が「漏電」です。

漏電とショート(短絡)の違い

漏電と似たような電気のトラブルに「ショート(短絡)」があります。これらはしばしば混同されますが、異なる現象です。

漏電は電気が本来の回路から「外へ漏れ出す」現象です。

ショート(短絡)は電気回路の中で起こる現象です。異なる電位を持つ2つの線(例えばプラスとマイナス、あるいは電圧がかかっている線と中性線)が、絶縁不良などにより直接接触してしまいます。

これにより、非常に大きな電流が一気に流れ、火花が出たり配線が過熱したりします。

漏電は微量な電流が持続的に漏れることもあれば、ある程度の電流が漏れることもあります。一方、ショートは瞬間的に大電流が流れるのが特徴です。

どちらも火災や感電の原因となり得る危険な状態であることに変わりはありません。

わが家は大丈夫?漏電の原因を徹底解剖

わが家は大丈夫?漏電の原因を徹底解剖

漏電は、私たちの身近なところで、さまざまな要因によって引き起こされます。ここでは、家庭で起こりうる漏電の主な原因を詳しく見ていきましょう。

経年劣化による絶縁不良(コード・電気製品・配線)

電気製品や電気コード、家屋内の配線に使われている絶縁体は時間の経過とともに自然と劣化していきます。長年使用している家電製品の内部や、壁の中を通っている見えない配線も例外ではありません。

日常的に抜き差しするプラグ部分や、家具の下敷きになったり、折り曲げられたりしているコードは特に絶縁被覆が傷みやすい箇所です。被覆が破れたり、内部の電線が露出したりすると、そこから電気が漏れ出す可能性があります。

また、建物の築年数が古い場合、壁の中の電気配線そのものが老朽化し、絶縁性能が低下している可能性があります。これは目視での確認が難しいため、特に注意が必要です。

水濡れ・湿気(雨漏り、水回り、結露)

水は電気を通しやすい性質があるため、電気設備や家電製品が水に濡れることは漏電の大きな原因となります 。

屋根や壁から雨漏りが発生し、天井裏や壁内部の配線、コンセント部分が濡れると漏電を引き起こします。特に梅雨時期や台風シーズンは注意が必要です。

また、キッチン、洗面所、浴室、トイレなど、水気や湿気が多い場所で使用する家電製品(洗濯機、温水洗浄便座、食器洗い乾燥機など)は、防水処理が施されていても経年劣化や破損により内部に水が浸入し、漏電することがあります。

実際に、電気工事の現場では「水」が原因の漏電が最も多いと言われています。

電気製品の故障・不適切な使用(たこ足配線、コードの損傷)

電気製品自体の故障や、私たちの誤った使い方も漏電を引き起こす原因となります。

例えば、一つのコンセントや電源タップから多くの電気製品の電源を取る「たこ足配線」はコンセントや配線に過度な負担をかけます。結果として発熱や絶縁劣化を招き、漏電や火災の原因となることがあります。

また、コンセントとプラグのすき間にホコリが溜まり、そこに湿気が加わると、ホコリが電気の通り道となって火花放電を繰り返すことがあります。そして、やがて発火する「トラッキング現象」を引き起こします。

これも漏電の一種です。

施工不良や外的要因(ネズミ被害、自然災害)

見過ごされがちですが、建物の施工時の問題や、外部からの影響も漏電の原因となり得ます。

新築やリフォーム時の電気工事で配線の接続ミスや絶縁処理の不備があると、後々漏電の原因となることがあります。例えば、アース線の誤接続や、配線が金具に挟まれて被覆が損傷するといったケースです。

さらに、 ネズミや他の小動物が天井裏や壁の中に侵入し、電気配線をかじって絶縁被覆を破壊することで漏電が発生することがあります。

ご自身の住まいの状況を振り返り、当てはまる点がないか確認してみましょう。

放置は絶対ダメ!漏電が引き起こす深刻な危険性

放置は絶対ダメ!漏電が引き起こす深刻な危険性

漏電を「たかが電気が漏れているだけ」と軽視してはいけません。ここでは、漏電がもたらす具体的な危険性について詳しく解説します。

感電:見えない電流による身体への深刻な影響

漏電している箇所に気づかずに触れてしまうと、人体に電流が流れ感電する危険性があります。感電の程度は、流れる電流の大きさや時間、身体の状況(濡れているかなど)によって異なりますが、最悪の場合、命に関わることもあります。

特に、子どもや高齢者、心臓に持病のある方は、より少ない電流でも大きな影響を受ける可能性があります。また、体が濡れていると電気抵抗が大幅に下がるため、乾燥時よりもはるかに危険な状態になります。

漏電火災:トラッキング現象から建物火災まで

漏電は火災の主要な原因の一つです。電気が漏れている箇所では接触抵抗などにより発熱し、近くにあるホコリやカーテン、木材などの可燃物に着火して火災を引き起こすことがあります。

特に注意が必要なのが「トラッキング現象」です。これは、コンセントと電源プラグの間に溜まったホコリが湿気を吸い、プラグの刃の間で微小な火花放電(スパーク)を繰り返すことで絶縁樹脂の表面が炭化し、電気が流れる道(トラック)が形成され発火する現象です。

トラッキング現象は、冷蔵庫の裏や洗濯機の周りなど、普段目の届きにくい場所のコンセントで発生しやすく、気づいたときには火災が拡大しているケースも少なくありません。

家電製品の故障・寿命短縮:経済的な損失も

漏電によって不安定な電流が流れると、家電製品内部の精密な電子回路や部品にダメージを与え、故障の原因となったり製品寿命を縮めたりすることがあります。

現代の家電製品は、マイコンやセンサーなどのデリケートな電子部品が多く使われています。漏電による異常な電圧や電流は、これらの部品にとって大きなストレスとなり、誤作動を引き起こしたり、最悪の場合は完全に故障させてしまったりします。

プロによる漏電調査と修理は何を期待できる?

プロによる漏電調査と修理は何を期待できる?

漏電の疑いがあり、ご自身での初期確認で解決しない場合や明らかに危険な兆候がある場合は、速やかに電気工事の専門業者に調査と修理を依頼する必要があります。

専門家による漏電調査の流れと使用される機器

電気工事の専門業者が到着したら、まずは漏電の原因と箇所を特定するための詳細な調査が行われます。一般的な調査の流れは以下の通りです。

  1. 問診・状況確認
  2. 目視点検
  3. クランプメーター(漏れ電流計)や絶縁抵抗計(メガー)など測定器による調査

上記の調査結果を総合的に判断し、漏電している回路や機器、具体的な原因箇所を特定します。

調査自体は、簡単なものであれば10分程度で終わることもありますが、詳細な調査や原因特定が難しい場合は数時間かかることもあります。壁内配線など、目に見えない部分が原因の場合は特定に時間がかかることもあります。

漏電修理にかかる費用の目安と内訳:何が価格に影響する?

漏電修理にかかる費用は、原因、作業内容、使用部品、作業場所(高所や壁内など)、業者の料金設定などによって大きく変動します。あくまで目安ですが、一般的な費用相場は以下の通りです。

作業内容 費用相場(円) 備考
漏電調査(基本) 6,000~10,000 状況により変動
測定器使用の場合は追加費用あり
漏電箇所特定・原因調査 10,000~ 調査の難易度による
コンセント・スイッチ交換 7,000~(1箇所あたり) 部品代別途の場合あり
配線修理 3,000~ 範囲・場所により大きく変動
部品代別途の場合あり
漏電ブレーカー交換 15,000~25,000 部品代別途の場合あり
分電盤交換 60,000~ 部品代別途の場合あり
絶縁処理 3,000~ 応急処置の場合など
高所・床下・壁内作業 10,000~15,000~ 通常作業費に加算 21

※注意: 上記はあくまで一般的な目安であり、実際の費用は個別の状況によって大きく異なります。

その他、出張費、夜間・早朝割増料金、高所作業費、壁の開口・補修費などが別途かかる場合があります。

多くの業者では、調査後に見積もりを提示します。見積もり内容をしっかり確認し、不明な点は質問することが重要です。

漏電修理の費用は?危険を防ぐために今すぐ知っておくべき原因・確認・依頼の流れ

信頼できる電気工事会社の選び方:確認すべきポイント

漏電修理は専門的な知識と技術が必要なため、信頼できる業者を選ぶことが非常に重要です。以下のポイントを参考に、慎重に業者を選びましょう。

選ぶポイント 注意点
資格の確認 作業を行う人が「電気工事士」の資格を保有しているか必ず確認
実績と評判 インターネットの口コミや評判、近所の人の紹介などを参考
詳細な見積もり 現地調査の上で、作業内容や費用内訳が明記された詳細な見積書を提出してくれるか確認
口頭だけの見積もりや、「工事一式」といった曖昧な記載の業者は避けましょう
説明の丁寧さ 専門用語を避け、分かりやすい言葉で原因や修理内容、費用について丁寧に説明してくれる業者は信頼できます。
質問に対してもしっかりと答えてくれるか確認
対応の迅速さ 緊急時に迅速に対応してくれるかどうか
保証・アフターサービス 修理後の保証期間や、万が一再発した場合のアフターサービスについても確認
複数業者からの見積もり 可能であれば、2~3社から見積もりを取り、内容や費用、対応を比較検討
契約書 作業内容、費用、保証などが明記された契約書

これらのポイントを押さえ、納得のいく説明と対応をしてくれる業者を選ぶことが、安全で確実な漏電修理につながります。

大阪で電気設備の工事なら電気工事レスキューセンター

まとめ

漏電は、私たちの暮らしに潜む静かな危険です。

この記事では、漏電の基本的な知識から、具体的な原因、放置した場合の深刻な危険性(感電、火災、家電の故障)、ご自身で安全にできる初期確認の手順、そして専門業者による調査・修理の流れと費用目安を解説してきました。

この記事が、皆様の漏電に対する不安を少しでも和らげ、具体的な行動を起こすきっかけとなれば幸いです。そして何よりも、皆様のご家庭が電気の危険から守られ、安全で安心な毎日を送れることを心から願っています。

もし、ご自宅の電気設備に関して少しでもご不安な点や漏電の疑いがある場合は、決して一人で悩まず、お気軽に当社電気工事レスキューセンターの専門スタッフにご相談ください。お客様の状況に合わせた最適なアドバイスとサポートを提供し、安全な電気環境を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

電話、メール、LINEでのお問い合わせをお待ちしております。

よくある質問

家のブレーカーがよく落ちるのですが、これは漏電が原因でしょうか?

ブレーカーが頻繁に落ちる場合、漏電の可能性があります 。ご自身で安全に確認する方法として、まず分電盤の漏電ブレーカーが「切」になっていないか確認してください。

次に、全ての安全ブレーカーを「切」にし、漏電ブレーカーを「入」にした後、安全ブレーカーを一つずつ「入」にしていきます。特定の安全ブレーカーを入れた時に漏電ブレーカーが落ちれば、その回路で漏電している可能性が高いです 。

ただし、焦げ臭い匂いがしたり、水濡れがあったり、作業に不安を感じる場合は、感電や火災の危険があるため、すぐに専門の電気工事店にご相談ください 。

漏電修理を業者に頼むと、費用はどれくらいかかりますか?

漏電修理の費用は、原因や作業内容によって異なりますが、一般的な目安として、漏電調査に¥6,000~¥10,000程度、コンセント交換で¥7,000~、漏電ブレーカー交換で¥15,000~¥25,000程度かかることがあります 。

これに出張費などが加わる場合もあります。

漏電修理を業者に頼む際の注意点はありますか?

信頼できる業者を選ぶには、まず「電気工事士」の資格を持っているか確認しましょう 。また、作業前に詳細な見積もりを提示し、内容を丁寧に説明してくれるか、複数の業者から見積もりを取って比較することも大切です 。