「エアコンの取り付け工事はどこに頼んだらいい?」エアコンの本体価格は比較できても、工事費は不透明な部分が多いのではないでしょうか?追加請求があったり、安さ優先でトラブルに巻き込まれるケースも後を絶ちません。

この記事では、現役の電気工事士の視点からエアコン工事費用の相場と、本当に信頼できる業者の選び方を徹底解説します。

目先の安さに惑わされず、大切な家とエアコンを守るためにエアコン工事の施工品質について確かめてください。

この記事で分かることの要約

取り付け工事の精度でエアコンの寿命が決まる?

エアコンの寿命が工事で決まるのはなぜ?

エアコンは誰がどう取り付けるかによって、冷え方や寿命が大きく変わります。見えない部分で手を抜くと電気代が上がったり、わずか数年で故障したりするリスクが高まります。

ここでは、エアコンの品質を左右する真空引き(エアパージ)などの技術的な重要ポイントについて解説します。

なぜ電動真空ポンプによる真空引きが必要?

エアコンの配管を接続した直後は、パイプ内に空気と湿気が残っています。この状態のまま冷媒ガスを流してしまうと、空気中の水分が冷えて凍り、細い管を詰まらせたり、冷媒オイルを酸化させたりしてしまいます。

結果として、エアコンの心臓部であるコンプレッサーを故障させる原因となります。

これを防ぐために、電動ポンプを使って配管内を完全な真空状態にする作業が真空引き(エアパージ)です。これには最低でも10〜15分かかります。

しかし、回転率重視の業者は数分で切り上げたり、最悪の場合はエアコンのガスを少し放出して空気を押し出すプシュッ(ガスパージ)という昔の方法で済ませたりします。(ガスパージは現在、環境保護と機器保護の両面から禁止されています)

ガス漏れ原因となるフレア加工

エアコンの効きが悪くなる主な原因は、取り付けから1年程度で発生する配管接続部からのスローリーク(微量なガス漏れ)である場合がほとんどです。

冷媒ガスが漏れるかどうかは、銅管の先端をラッパ状に広げるフレア加工の出来栄えにかかっています。エアコンの取り付けにおいて配管接続の精度は重要です。

加工がいびつだったり、傷があったりするとガスが徐々に漏れてしまいます。

トルク管理もガス漏れ防止に不可欠

さらに、ナットを締め付ける強さ(トルク)も肝心です。締めすぎると銅管が破損し、緩すぎるとガス漏れの原因となります。

確実な接続のためにはトルクレンチという専用工具で、数値に基づいた正確な力で締め付けることが不可欠です。勘に頼る職人よりも、毎回トルクレンチを使用して施工する職人が信頼できます。

ドレン勾配不良が水漏れの第一原因

ガス漏れと並んで多く見られるのが室内機からの水漏れトラブルです。さらに厄介なことに、工事直後ではなく本格的に冷房を使う真夏になってから発覚するケースがほとんどです。

原因の多くはドレンホース(排水管)の勾配不良です壁の中でホースが波打っていたり、勾配が逆になっていたりすると水がスムーズに流れず、ホコリと混ざってヘドロ化し詰まります。

断熱処理の甘さも水漏れ原因に

また、室内機の配管接続部分の断熱処理が不十分だと、配管が冷えて結露し水漏れの原因となります。壁の裏側など見えない箇所でも、丁寧にテープを巻き、排水がスムーズに行えるよう勾配を付けてくれる業者は信頼できます。

エアコン取り付け費用の相場はいくら?

エアコン取り付け費用の相場はいくら?

エアコンの取り付け費用は、標準工事のみであれば「1.5万円〜2万円前後」が一般的な相場です。ただし、設置場所や住宅の構造によって「追加工事」がほぼ確実に発生するため、最終的な支払額は2.5万円〜4万円程度になるケースが多く見られます。

標準工事費に含まれる作業(15,000円〜25,000円)

標準工事とは、エアコンを設置するための「最低限の作業」をセットにしたプランです。多くの業者が設定している価格帯は以下の通りです。

エアコンの容量(能力) 工事費の目安
2.2kW〜3.6kW(6畳〜12畳用) 14,000円 〜 18,000円
4.0kW〜5.6kW(14畳〜18畳用) 20,000円 〜 28,000円
6.3kW以上(20畳用〜) 30,000円 〜 40,000円

多くの業者が定める標準の範囲は、実際には限定的であることがあるため注意が必要です。4.0kW(14畳用)以上のモデルは、電圧の切り替えや専用コンセントへの交換が必要になることが多く、標準工事費自体も高くなる傾向があります。

標準工事には以下が含まれていることが多いです。

  • 室内機の設置
  • 室外機の設置(屋根の上や壁掛けは対象外)
  • 配管パイプ・電線の仕上げ
  • 真空引き

標準工事費に含まれない作業

以下のような状況では追加料金が発生します。

追加料金に含まれない状況 費用相場 具体的な作業内容は?
配管穴がない 3,000円 〜 10,000円 新築戸建てや今までエアコンがなかった部屋は、穴あけ工事が必要
木造は安価ですが、コンクリートやタイル壁は高額
配管が4mを超える 3,000円 〜 4,000円/m 「2階の部屋に室内機、室外機は1階の庭」といったパターン。配管延長料金がかかる
コンセントが合わない 3,000円 〜 6,000円 エアコンのプラグ形状と壁のコンセント形状が違う場合、交換工事が必須
配管化粧カバー 8,000円 〜 15,000円 外観を美しく保ち、配管の劣化を防ぐカバー。屋外・屋内別料金です
特殊な室外機設置 12,000円 〜 20,000円 屋根置き、壁掛け、公団吊り、2段置きなどは特殊金具代が加算されます
既設エアコンの処分 6,000円 〜 10,000円 取り外し工賃+家電リサイクル料+収集運搬費。セットで6,000円〜8,000円程度が目安

「当日になって予期していない追加料金を請求され、手持ちの現金が足りない!」という事態を避けるためにも、事前にご自身で状況を確認しておきましょう。

特に、隠蔽配管(壁の中に配管が埋め込まれているタイプ)の場合は、技術料が大幅に跳ね上がる(+20,000円〜)ため、必ず事前に現地確認か詳細な相談を行いましょう。

エアコン取り付けで追加料金が発生するときの注意点は?

エアコン取り付けで追加料金が発生するのはなぜ?

当日になって「追加料金で〇万円」と提示されると驚いてしまいますが、中には建物を保護するために欠かせない必要な工事による追加料金も含まれています。単に高いという理由で全ての追加工事を拒否すると、結果的に損をしてしまうケースもあります。

ここでは、プロの視点から見て意味のある追加工事と、不要な無駄な出費となる追加工事の見極め方について解説します。

配管化粧カバーは見た目の問題ではない

外の配管カバー(化粧カバー)は費用がかかるため、「裏庭で見えないからテープ巻きで十分」とお考えの方は少なくありません。しかし、設置場所が南向きや直射日光が当たる場所である場合、配管カバーの設置をおすすめします。

テープ巻き仕上げの耐久性はわずか3〜5年程度です。紫外線や雨風に晒されると、テープが劣化して剥がれ落ち、内部の断熱材(スポンジ)も露出してしまいます。

そこから熱が逃げたり入ったりするため、冷媒管が冷えていても冷暖房効率は著しく低下します。結果としてエアコンの効きが悪くなり、電気代の無駄につながります。

化粧カバーは建物の外観を向上させるだけでなく、配管を紫外線から保護する役割も果たします。初期費用は必要ですが、長期的に見れば十分な価値がある投資と言えるでしょう。

スリーブの有無

エアコン設置工事において、スリーブ(貫通スリーブ)の有無は重要です。

スリーブとは、壁の穴に通す筒状のプラスチック部材のことです。格安工事の中にはスリーブを使用せずに配管を通す業者が存在します。

スリーブがない場合、壁の内側の空気とエアコンの配管(や冷たい風)が直接触れ合い、壁の中で内部結露が発生します。これが原因で、気づかないうちに壁内部でカビが増殖し、断熱材や柱を腐食させるという深刻な事態につながる可能性があります。

そのため、見積もりにスリーブの記載がなければ業者に確認するようにしてください。

エアカットバルブの設置

次に、エアカットバルブ(逆止弁)が設置されているかも重要なポイントです。

換気扇を使用すると、エアコンから「ポコポコ」という音が聞こえることがあります。これは、部屋の気圧が下がることで外気がドレンホース(排水管)から逆流し発生する現象です。

さらに厄介なことに、逆流してくるのは空気だけではありません。外の湿気や害虫まで侵入してくる可能性があります。

エアカットバルブを設置すれば、物理的にシャットアウトできます。費用は数千円のオプションですが、快適性が大きく向上します。

コンセント交換・電圧切替のDIYはNG!

エアコンの設置に関して、「コンセントの形状が少し違うだけだから変換アダプタを使おう」「YouTubeを参考に自分で交換しよう」といった考えは絶対に避けてください

これは大げさな話ではなく、命に関わる重大な問題です。エアコンは家電の中でも消費電力が大きいため、必ず専用の回路と定格に合ったコンセントが必要です。

規格外のコンセントの使用、たこ足配線、変換プラグの使用は異常発熱を引き起こし、発火・火災の原因となります。安全のため、絶対に適切な方法で設置してください。

また、100Vのエアコンから200Vのハイパワー機に買い替える際の電圧切替工事やコンセント交換は、第二種電気工事士の資格がないと作業できません。

エアコン取り付けはどこに頼むのがおすすめ?

エアコン取り付けはどこに頼むのがおすすめ?

エアコンの取り付けの依頼先には以下の選択肢があります。

  • 家電量販店
  • マッチングサイト
  • 地域の電気工事業者

それぞれメリットとデメリットがあるため、自分に合った依頼先を見つけることが満足のいく工事への第一歩です。ここでは、それぞれの依頼先の特徴と知っておくべきリスクについて解説します。

家電量販店に依頼する:手間なしで楽だけど品質にばらつきあり

エアコンを買った家電量販店で、工事もお願いすることができます。この手軽さと安心感が家電量販店のメリットです。

大手ならではの窓口対応があり、万が一トラブルが起きてもお店に言えばなんとかしてくれるという安心感があります。

しかし、実際に工事に来るのは提携している無数の下請け業者(協力会社)です。

繁忙期には、ベテランの親方から独立したての新米さんまで様々な業者がフル稼働します。依頼する側は誰が来るか選べないため品質に差があります。

また、量販店と業者の間でマージン(仲介料)が発生するため、工事費の総額は割高になりがちです。業者側は量販店からの報酬単価が低く設定されていることが多いため、現場での追加工事で利益を出そうとする傾向が少なからずあります。

多少高くてもいいから、手間をかけずに全部お任せしたいという方向きです。

くらしのマーケットなどのマッチングサイト:価格と顔が見える透明性

最近主流になりつつあるのが、くらしのマーケットミツモアといったマッチングサイトです。

メリットは、来る人の顔と値段が事前にわかることです。口コミ評価やプロフィール写真を比較して、細かい要望に合わせて自分で選ぶことができます。

また、業者間の価格競争が激しいため、相場より安く工事できるケースも多いです。

注意点は、登録されている業者の質がピンキリであることです。凄腕の個人事業主もいれば、実務経験が浅いまま登録している週末副業レベルの人も紛れ込んでいます。

また、あくまでプラットフォーム(場所貸し)であるため、工事トラブルが起きた際は、原則として業者と利用者の間での直接解決が求められます。

口コミを読み込んでリサーチするのが苦にならない、安さと納得感を両立させたいという方に向いています。

地域の電気工事業者への直接依頼:コスパと品質がいい

ネット通販でエアコン本体を安く購入し、取り付けだけを地元の電気工事店に直接依頼する選択肢もあります。この方法のメリットは、中間マージンが一切ないため、適正価格で質の高い工事が受けられることです。

自社のウェブサイトやブログなどで営業活動を行っている業者は、地域での評判が重要です。そのため、家電量販店などの下請け業者のように数をこなすことを優先するような雑な工事はほとんど行いません。

責任感を持ち、施工の品質にこだわってくれる可能性が高いです。

デメリットとしては、優良な業者を自力で探す手間がかかる点が挙げられます。「〇〇市 エアコン取り付け」などで検索し、ウェブサイトを確認して問い合わせるといった作業が必要です。

また、繁忙期(6月〜8月)には、既存の顧客対応で手一杯になり、新規の依頼を受け付けてもらえないケースもあります。

信頼できるエアコン取り付け業者の見分け方は?

信頼できるエアコン取り付け業者の見分け方は?

ホームページやプロフィールに良いことばかり書いてあっても、実際の実力が伴っているとは限りません。悪質な業者を選んでしまわないよう、依頼する前にこちら側で確認を行う必要があります。

ここでは、問い合わせ段階で優良業者を見抜くための具体的なポイントについて解説します。

第二種電気工事士の免許はありますか?

エアコンの取り付け作業には、コンセント交換や電圧切り替え、アース工事など、電気工事士の資格が必須となる作業が含まれます。

「取り付け作業だけなら資格は不要」と主張する無資格の業者もいますが、現場で「コンセントの形状が合わないため交換が必要」といった状況になった場合、作業を継続できなくなります。

安全と法律遵守のためにも、必ず有資格者に工事を依頼するようにしてください。

損害賠償保険には加入していますか?

エアコン取り付け業者が、万が一のトラブルに備えて損害賠償保険へ加入しているかは重要です。

作業中に事故(例:脚立でテレビを破損、壁の穴あけで筋交いを損傷など)は起こり得るものです。信頼できる業者は損害賠償保険に加入しており、高額な賠償責任能力があります。

保険に入っていない個人業者などの場合、高額な損害賠償を求められた際に連絡が取れなくなるリスクがあります。

万一の際の補償能力を確認し、安心して工事を任せられる業者を選びましょう。

問い合わせ対応で判断する

電話やメール、LINEでのやり取りで、相手の誠実さと技術力が見えます。

こちらの状況(設置階数、配管穴の有無、室外機の設置場所など)を尋ねずに、すぐに安い金額を提示する業者は要注意です。

このような業者は、当日現場に来てから「標準工事では対応できません」と追加料金を請求するか、無理に雑な工事をしてしまう可能性が高いです。

「室内機は何階につけますか?」「配管の穴は空いていますか?」「室外機は地面置きですか?ベランダですか?」など、細かく質問してくる業者は、面倒くさいと感じるかもしれません。しかし、これは当日になって追加料金で揉めたくない、必要な部材を完璧に準備したいというプロ意識の表れです。

なぜ激安業者は基本料金を下げられる?

適正な部材を使用し、丁寧な工事を行った場合、エアコン1台あたり1万円以下で利益を確保することは困難です。それにもかかわらず、なぜ激安を掲げる業者が存在するのでしょうか。そこには、コスト削減が関わっています。

一つは部材のグレードダウンです。

例えば、エアコンの取り付けで冷媒を通す銅管の肉厚には規格があります。しかし、コスト削減のために規格ギリギリの薄い銅管を使用する業者もいます。

薄い銅管は加工時に破損しやすく、数年後にガス漏れを引き起こすリスクがありまります。

もう一つは時短(手抜き)です。

本来15分以上かけるべき真空引きの時間を短縮したり、目に見えない部分のコーキング(隙間埋め)作業を怠ったりするケースが見受けられます。

多くの件数をこなすことで利益を上げる必要があるため、一件ごとの丁寧さが犠牲になっている可能性があります。

格安な価格に飛びつく前に、その安さが工事の品質を犠牲にしていないか慎重に検討する必要があります。

業務用エアコンは管工事業の許可を持つプロに

「オフィスに家庭用エアコンを設置したい」というご相談をいただくことがありますが、これには大きな注意点があります。

店舗や事務所で使用される業務用エアコン家庭用でも大型の三相200V(動力)機種の工事は、難易度と法的責任の面で一般的な家庭用エアコンの工事とは異なります。業務用に関しては、必ず管工事業の許可を持つプロに依頼してください。

業務用はパワーがある分、配管も太くなります。場合によっては火を使った溶接作業が必要になり、熟練の技術が求められます。

また、業務用の機器を設置・廃棄する場合、法律に基づいた厳格な管理(工程管理票の発行やデータの登録)が義務付けられています。これを怠ると、依頼した側も罰則の対象になりかねません。

エアコン取り付け工事で当日までに準備しておくことは?

エアコン取り付け工事で当日までに準備しておくことは?

良い業者を選んだら、あとは当日を迎えるだけですが、依頼側のちょっとした準備で工事の質やスピードが変わります。

ここでは、当日の作業スペース確保や隣人トラブルを防ぐための準備について解説します。

作業スペースの確保と家具の養生

エアコンの下には、脚立を立てたり道具を広げたりするスペースが必要です。最低でも畳一畳分のスペースを空けておきましょう。

エアコンの設置場所の下にテレビやベッドがある場合は、あらかじめ移動させておくことが大切です。移動が難しい場合は、事前に業者へ伝えておきましょう。

作業スペースの足場が悪いと作業効率や安全性が低下し、結果として工事の品質に悪影響を及ぼす可能性があります。スムーズで高品質な工事のために、作業スペースの確保と整理を心がけましょう。

室外機の設置場所の注意点

室外機を隣家の寝室の窓のすぐ近くに設置すると、夏場の運転音や熱風が原因で近隣トラブルに発展する可能性があります。

取り付け場所がないなどで境界線ぎりぎりに設置する場合は、風向きを調整できるルーバーの設置など隣家への配慮が不可欠です。

ベランダ設置時の騒音対策

ベランダへの設置では、室外機の振動音が室内に響くことがあります。これを防ぐには、室外機の架台の下に防振ゴムを敷くのが効果的です。

数百円程度の安価なアイテムですが静音性を劇的に向上させるため、自分で用意するか、業者に依頼して設置してもらいましょう。

賃貸物件でトラブルにならないための事前確認事項

賃貸アパートやマンションにお住まいの場合、管理会社や大家さんへの事前許可は必須です。

特に配管穴開けが必要な場合、当日になって業者に相談しても対応してもらえないことが多く、工事中止やキャンセル料発生のリスクがあります。

また、配管が壁に埋まっている隠蔽配管の場合は対応できる業者が限られます。

これらのトラブルを避けるため、事前に管理会社から配管図面を入手するか、壁の写真を撮って業者に見せておくなど事前の確認と情報共有が大切です。

まとめ

エアコンの取り付け工事について、ご理解いただけたでしょうか。同じエアコンであっても、誰が、どのように設置するかによってエアコンの寿命、月々の電気代、快適性は大きく変わります。

エアコン選びで失敗しないためには、以下の3点を意識しましょう。

  1. 追加料金の説明が明確か
  2. エアコンの快適性を保つ工事の品質
  3. 資格を持った、信頼できる業者に依頼する

目先の数千円を節約して後悔するよりも、確かな技術を持つプロに依頼し、長く快適にエアコンを使うことをおすすめします。この記事が、あなたの快適なエアコンライフをサポートできれば幸いです。

よくある質問

エアコン取り付けをどこに頼むのが一番良いですか?

何を優先するかによって最適な依頼先は異なります。手間をかけず安心感を求めるなら家電量販店、価格重視で口コミを見て自分で選びたいならマッチングサイトが便利ですが、施工品質にばらつきがある点には注意が必要です。

コストと品質のバランスを優先し、長く安心して使いたい場合は、中間マージンがなく責任施工を行ってくれる専門業者への直接依頼がおすすめです。

エアコン取り付けを激安業者にお願いしても大丈夫ですか?

相場より極端に安い場合、部材のグレードダウンや手抜き工事でコストを削減している可能性があるため注意が必要です。

耐久性の低い薄い配管を使ったり、故障を防ぐための真空引きという工程を短縮したりされているリスクがあります。目先の安さが数年後のガス漏れや故障につながる恐れがあるため、価格だけで選ばず工事内容をしっかり確認しましょう。

エアコンの寿命を縮めないために、取り付け工事で重要なポイントは何ですか?

配管内を完全な真空状態にする電動ポンプによる真空引きを正しい時間で行うことが大切です。この作業を怠ると内部に水分が残り、心臓部であるコンプレッサーの故障原因になります。

また、ガス漏れを防ぐための正確な配管接続や、水漏れを防ぐための適切なドレン勾配など見えない部分の丁寧さがエアコンの寿命と効きを左右します。